面談の冒頭場面。
相談者が次のように発言をしたとします。
「転職をしたい」
「仕事を辞めたい」
これは相談の概要になり得ますが、まだ主訴としては浅く、そしてどちらもクライエントの問題として扱われることはないかと思います。
クライエントがなぜ相談にくるのか。
それは間違いなく、困っているからですよね。
「どうしたらいいのかわからない」
「混乱している」
「選択肢に迷っている」
自分では解決できない=主体性が低くなっているために意思決定や選択が今は難しいという状態です。これが問題の根幹にあります。
クライエントは混乱の中で少しでも早く不協和を解消するために「〇〇したい」という対処療法的な解決策を考えています。本当は根幹的な悩みがあって、混乱の末に自分なりに出してみた解決策が「〇〇したい」なのです。
しかし、その解決策にはどうも自信がない、本当の気持ちかさえもわからない、プロのアドバイスが欲しい、自分ではもうどうしたらいいのかわからない(=主体性が低下している)というのが来談の目的です。
主体性が低いというのはどのような状態か、それは自分の力で状況や気持ちを整理することができない状態です。
クライエントは動揺し、焦り、不安を感じています。本来であれば、人は誰しもが自分の力で問題を整理し、解決することができます。キャリアコンサルタントはこの前提に立っています。その上で、今のクラインエントはこれが一時的にできなくなっているわけです。
キャリアコンサルタントは、今は自分の力で状況や気持ちを整理することができないクライエントの状況や気持ちを整理するサポーターの役割と言えます。
問題の把握ができない場合には、問題=自分の力で状況や気持ちを整理することができないクライエントの今という視点で探求してみると、純粋に困っているクライエントの気持ちが浮かび上がって見えてくるかと思います。
もうすぐ国家試験。
もう一踏ん張り頑張りましょう。






