事例の解説
「自己棚卸しシート」を活用した事例です。今回の相談者は総務部での経験を通じて、社内外での連携や総務全般のお仕事、企業組織の全体像ともいえる多くの経験をされていますが、ご自身では「なんとなくやってきて何も身についていない」感じを覚えています。
20代では多くの仕事を覚え、そしてライフイベントがありました。現在、お子さんのことやご家庭のことと仕事を両立する中で30代を迎え、これから先このままでよいのかとふと思い悩んいます。相談者のお言葉から、これまでのキャリアを振り返ると「恥ずかしい」気持ちも語られています。
これまでの仕事や仕事以外のことを急に聞かれると、なにもやってきていないと思えてしまうかもしれません。しかし、あらためて「自己棚卸しシート」を通じて過去に向き合ってみると、誰しもがさまざまな場面に直面し、乗り越え、身に着けた知識や経験があることがわかります。これは将来にむけた重要な資源になるものです。
なんとなく無駄にしてきたと思っている7年間。その中には大きな出来事や苦労した経験がたくさんあるはずです。その経験から得た仕事能力やスキルも必ず見つかるでしょう。これをひとつひとつ大事に手に取り、相談者を勇気づけていくことがキャリアコンサルタントに求められるかかわりです。
また、相談者はお子さんの成長とも照らし合わせたキャリア形成について、まだはっきりとはしていませんが考え始めています。これから紹介する「私のキャリアと子供の成長シート」も今後の面談では活用できるかもしれません。
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