相談者情報:Yさん、女性、40歳
略歴:大学院卒業後、大学職員として勤務。課外活動支援、奨学金の調整等の学生の生活支援全般を担当している。
家族構成:夫40歳(会社員・休職中)、子供10歳
今回は配偶者のメンタルヘルスにもかかわる難しい問題です。クライエントは配偶者のメンタルヘルスに対する責任を感じてしまっているようです。しかし、うつ病になった旦那さまを気遣い、きっと日々の生活の中で焦りを感じながらも優しく接していることでしょう。
現にクライエントは夫の分まで自分が働こうとまで考えています。思いやりをもって、旦那様の病状に理解をしていることが伺えます。ここにはしっかりとコンプリメントを伝えて、信頼関係を気づけると良いでしょう。
今後のことについて当面は自分ひとりで抱えなければいけないと思っています。しかし、その理由はなんでしょうか。もう一度よく読み直してみましょう。旦那さまの病状の問題で、経済的な不安があるという理由がひとつめです。もうひとつ理由があります。
それは、夫に対して心理的な負担をかけてきたことへの『罪悪感』です。クライエントはこう仰っています。
「私がプライベートで暇を持て余してしまっているので、その分旦那が帰ってきてからは話し相手になってもらったり、そんなことをしているうちに旦那に負担が増えていってしまったのかもしれません。私がもっと働いて、経済的にも夫を支えたいと思っています。」
クライエントの中で、今までは経済的に”も”心理的にも夫に負担をかけてきたという気持ちがあります。そのせいで夫はうつ病になってしまった、と今はそこまで考えてしまっています。夫に負担をかけないために、自分が心理的に自立すること必要があると無意識にそう考えているのです。
クライエントは旦那さまに対して感じている頼りたい気持ちに苦しさを感じているかもしれません。頼っていたいと気持ちと、それでは旦那さまを苦しめてしまうのではないかと思う葛藤です。非常に苦しい思いの中で相談にやってきたことでしょう。
キャリアコンサルタントはこれに気づきを得て、クライエントの本当の思いを深めていきましょう。







