▮ 産業カウンセラー
次に紹介するキャリアコンサルタントのダブルライセンスにおすすめの資格は、『産業カウンセラー』です。日本産業カウンセラー協会が認定している民間資格の産業カウンセラーは、企業分野でのカウンセリングを専門とするカウンセリングの実践的スキルを身に着けられる資格です。
臨床場面のカウンセリングは主に臨床心理士または公認心理師が専門とする分野ですが、産業カウンセラーは職業生活を中心とした悩みに対してクライエント中心療法の立場から実践的なカウンセリング技能を学ぶことができます。
学習範囲はメンタルヘルス対策、キャリア形成、職場における人間関係開発・職場環境改善への支援などがテーマになりますが、産業カウンセラーの養成講座の特徴はなんといってもカウンセリングの実践体験です。
▮『傾聴』と『共感』を体験する

カール・ロジャーズのクライエント中心療法における『傾聴』と『共感』はキャリアコンサルタントの養成講座や学科試験対策でも繰り返し学ぶ機会がありますが、体験的に理解を伴うことが難しいスキルのひとつです。
産業カウンセラーの養成講座では、カール・ロジャーズのクライエント中心療法の理論に立脚した実践的なカウンセリングスキルを身をもって体験することができます。6カ月または10ヵ月の養成講座では、基本的な人間観である主体性の尊重や、自己一致、共感的理解など氏の理論を体験を通じて身に着けることができます。
これらのカウンセリング基礎スキルは、キャリアコンサルタント試験の中で、最も難しいとされる実技ロープレ面接で必須のスキルです。カウンセリングの知識とスキルを十分に身に着けている人は、実技試験にも合格しやすい傾向があります。
▮ 産業カウンセラーは一生モノのスキル

産業カウンセラーの資格は『一生モノ』のスキルと言われています。私もキャリアコンサルタントになる以前に産業カウンセラーの養成講座に通学して、産業カウンセラー資格を取得しましたが、当時の経験がキャリアコンサルタントとして相談者へのかかわりの基盤になっています。
私は学部時代に臨床心理学のプログラムを専攻していましたが、産業カウンセラーの養成講座で学べる実践的なカウンセリング技法は、大学で学ぶ知識だけでは習得が難しいものと感じました。社会人の方にとっては通学がネックになる方もいるかと思いますが、一生モノのスキルが身に着く半年になるはずです。
産業カウンセラー試験 演習問題集【オリジナルボールペン付き】
演習問題集は、学科試験1の問題:産業カウンセラー養成講座テキスト(改訂第7版第2刷 2018年10月26日発行)の内容に準拠して、新しく作成されました。424題の問題文について「正誤」を解答する形式で作成されています。 学科試験2の問題は、2014年度から2016年度の間に出題された試験問題を収録しています。







