実技面接/論述試験に共通して、主訴・問題把握をするポイントがあります。それはキーワードを見つけるということです。
①感情語
最も基本なものが、感情語にアンテナを立てることです。面談の場面では、「イライラする」「落ち着かない」「自信が持てない」など日常的に使うごく自然な表現を用いて話し言葉として使われます。しっかりアンテナを張って取りこぼさないようにしないと右から左に流れていってしまいますので、注意深く耳を傾けましょう。
②繰り返されている言葉
論述試験ではわかりやすく同じ言葉が繰り返されるということはありませんが、問題の中に同じ意味を持つ表現が繰り返されていることはあります。これはクライエントが最も訴えたい主訴にあたる可能性があり、同時に問題を把握するためのキーワードと言えます。
③気持ちと相反する言葉
キーワードを探す3つ目のヒントは気持ちと相反する言葉です。例えば次のような言葉です。
「仕方がない」
「無理だと思う」
「あきらめたほうがいい」
このように、本音とは裏腹に語られている思いに気づくことができると、問題を理解する大きな手掛かりになります。
他にも例えば、「いっそのこと・・・」という表現です。この表現も本来の気持ちとは相反する気持ちを表現したものと捉えることができます。
「本当はこうあってほしい、だけどもうどうにもならない、だからいっそのこと・・・」と考えているわけです。
練習問題
それでは、練習してみましょう。
次の事例を読んで「キーワード」を探してみてください。
相談者の話した内容
カッコ内はキャリアコンサルタントの発言
「セカンドキャリアのことで悩んでいます。実は最近、離婚をしましてひとり暮らしをしています。子供も就職して家を出ましたので肩の荷が下りたというか、どうせ家族もいないことですし、自分のことを考えてもいいのかなと思っています。」
(現在、ひとり暮らしをされていて、離婚やお子さんの自立で肩の荷が下りた。そこでセカンドキャリアのことを考えていらっしゃるのですね。)
「はい、今までは家族のため、子供のために仕事をしてきたつもりでした。そのために家庭を犠牲にしてきたこともあったかもしれません。今はそれがなくなり、仕事に張り合いが感じられないというか、生きがいがわからないというか。もう会社を辞めて、のんびりと暮らしてもいいのかなと思って・・・。」
(以下略)
この相談者はセカンドキャリアについて、どんな問題に悩んでいるのでしょうか。そのキーワードになる言葉はなんでしょうか。
以下の記事で解説いたします。






