ヒルトンのポイント
✔ フェスティンガーの認知的不協和理論を応用
(取れないブドウは酸っぱいに違いない)
✔ 前提、不協和、再調整のプロセスを提唱
認知的不協和理論
まず抑えたいのはヒルトンの意思決定理論を支える認知的不協和理論です。これはフェスティンガーが発表した理論で、イソップ物語「きつねと酸っぱいブドウ」のストーリーが理論になったものと考えると良いでしょう。
美味しそうなブドウが実っています。しかし、きつねにはそのブドウが手に届きません。そこで、その不協和な気持ちを解消するためにこう考えます。
「あのブドウは酸っぱいに違いない」
このようにして気持ちの安定化を図るわけです。
ヒルトンの意思決定理論
ヒルトンはこの理論を意思決定プロセスに応用しました。
意思決定をする際には個人が持つ自己概念や希望、期待、職業観などの前提と、外界からの情報との間に生じた不協和があり、その解消のプロセスが意思決定であることを説明しています。
例えば、第一志望の会社に落ちたとします。しかし、第二志望の会社からは内定を貰いました。本当は第一志望の会社に入りたいけども、入れない。そこに不協和が生じている状態です。
そこで、「第一志望の会社に入ってもきっと長続きはしなかっただろう」と考えることで不協和を解消し、第二志望の会社に入社を決めるというような連続的な意思決定が行われているということです。






