【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ウィリアムソン

【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ウィリアムソン

ウィリアムソンのポイント

特性因子論(仕事と人のマッチング)を提唱
指示的カウンセリング
✔ 学生生活全般を支援するカウンセリング活動を展開

ウィリアムソンの理論

ミネソタ大学で心理学の助教授として勤務をしていたウィリアムソンは、心理検査やアセスメントツールを用いた職業適性調査によって就職支援を行っていました。さらに就職支援に留まらず、学生生活全般の心理的・経済的な悩みなどを支援するカウンセリングを展開しています。

ウィリアムソンのカウンセリング理論は、個人が持つ特性と仕事における因子とのマッチングを重視しており、特性因子論(マッチング理論)として提唱しました。

特性因子論(マッチング理論)

特性因子論は人の特性(スキル、能力、経験、態度、姿勢)と、仕事に含まれる因子(仕事内容、必要なスキル、必要な能力)のマッチングが、よい職業選択や職業適応をもたらすという考え方です。

キャリアに関する課題は、「選択しない」「不確かな選択」「賢明ではない選択」「興味と適性のずれ」の4つに分類ができます。キャリアカウンセリングにおいて、クライエントがどの問題を抱えているのかを考えた上で、次のプロセスに進んでいきます。
※重要ポイントですので、それぞれのプロセスをしっかり抑えておきましょう。

①分析
主観的・客観的(心理テスト・心理アセスメント)を用いた適性、興味、価値観などのクライエントに関する情報を収集する。

②総合
クライエントの特性を明確にするため、情報を比較、検討し、要約する。

③診断
クライエントの目立った特徴と問題点を記述し、個人の特性と職業進路の条件を比較しながら、問題の原因を確認していく。

④予後
問題から予想される結果と適応の可能性を判断し、クライエントが選択可能な行動や適応をクライエントに示唆する。

⑤処置
現在および将来において望ましい適応状況を得るために何をすべきか、クライエント協力的に話し合っていく。

⑥追指導
新たな問題が生じた場合に、①~⑤のプロセスを繰り返す。

特性因子カウンセリング

ウィリアムソンはパーソンズの職業理論の流れを踏まえて、特性因子カウンセリングを構成しました。
※パーソンズは後に特性因子論に発展する職業選択理論を提唱していますが、特性因子論はウィリアムソンによる理論ですので、混同しないように注意してください。

特性因子カウンセリングは、「カウンセリング」「テストの実施と解釈」「職業情報の利用」の3要素によって構成されます。クライエントの意思決定に指示的にアプローチをすることから、指示的カウンセリングとも呼ばれています。

指示的カウンセリング

さいごに、指示的と聞いてある理論家のことを思い浮かべた方は、しっかりと勉強が進んでいるかと思います。

カール・ロジャーズですね。

ロジャーズのカウンセリングは「非指示的療法」と呼ばれ、当時優勢であった指示的療法と比較・批判されることがしばしばありました。後に、ロジャースは自身のカウンセリングを「クライエント中心療法」に改めています。

ロジャーズは当時のカウンセラーが行っていた助言や解釈を用いたアプローチを批判しており、助言や解釈を行わずクライエントの主体性を尊重する考え方は現代のカウンセリングの常識とも呼べるカウンセラーの姿勢になっています。

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