直訳すると「なにも知らない」という意味ですね。
キャリアコンサルタントは心理のプロです。これはカウンセラーにも広く同じことが言えます。
キャリアコンサルタントやカウンセラーは”心の地図”を理解しています。どこにどんなものがあって、どんな土地の形状なのかをおおよそ手に取って理解ができます。
世界地図を想像してみてみます。
キャリアコンサルタントやカウンセラーはクライエントの心を地図を見渡すように想像し、知識や経験的に問題を紐解いていきます。
しかし、クライエントが置かれた場所に関して、その土地の匂いや雰囲気、空の色や空気のあたたかさまで感じることはできません。これを知っているのはクライエントただひとりです。
クライエントの問題を本質的に理解してかかわっていくには、クライエントに聞くしか方法がありません。
「そこにはこんな建物がありますね。」「山が広がっているでしょう。」と地図情報に基づいて質問をしているとクライエントの気持ちは深まっていきません。問題の本質はその土地に実際に腰を下ろしたときにクライエントが感じていることにあります。
キャリアコンサルタントはこれついてなにも知りません。
クライエントに教えてもらいます。
来月、旅行に行くとします。そして偶然にも先日同じところに旅行をした人にばったり会いました。すると自然といろいろなことを聞きたくなります。
「どんな食べ物がおいしかったですか?」
「天気はどうでしたか?」
「どんな服装がよかったですか?」
実際に行った人でないとわからない情報を好奇心をもって聞きたくなります。自然なことです。
この姿勢がキャリアコンサルタントがクライエントにかかわるときにも求められるものかと思います。
実技ロープレを練習中の受験生は、Not Knowingの姿勢でかかわれたかな?という視点で振り返ってみると新たな気づきが得られるかもしれません。






