ブリッジスのポイント
✔ トランジション(転機)を3段階に区分
✔ 終わり→ニュートラルゾーン→始まり
✔ ニュートラルゾーン=空白の場所
トランジション(転機)
ブリッジスはトランジションの初期は新しいやり方であっても昔に戻っていることを説明し、すべてのトランジションは何かの「終わり」から始まるという考え方を示しました。
まず、何かの「終わり」があり、その間には重要な「空白の場所(ブランク、休養)」があります。これまでの人生で培ってきたものが「終わる」ということは、葛藤が生じることでもあります。
トランジションの過ごし方
ブリッジスはその著書の中で、トランジションの過ごし方と言える次のことを推奨しています。
・すべての人にトランジション(転機)があることを理解する。
・これまでの「終わり」体験を振り返り、トランジション・リストを作成する。
・ニュートラルゾーンでできることを考える。
・「始まり」にはどんなことが待っているかを考えてみる。
キャリアコンサルティングにおける転機
キャリアコンサルティング面談にいらっしゃる多くのクライエントが置かれている状況は、ブリッジスが説明したトランジションのいずれかの過程にあることが考えられます。例えば、「終わり」にいるクライエントであればこれまでのスタイルを終わりにしてニュートラルゾーンに入っていくプロセスになります。
クライエントの問題を捉えるときに、過去のコーピング(問題に対する対処)を確認することがあります。クライエントの過去の成功体験は現在直面している問題をどのように捉えているか理解する手がかりにもなります。
ブリッジスの理論によれば、これをトランジション(転機)として活用していくときには、そこに「終わり」があります。今直面している問題は過去のやり方では解消できないことを理解し「終わり」を認識します。そして、空白の中で「始まり」への期待を共にしながらかかわっていきます。
ブリッジスが説明するトランジションの過ごし方はキャリアコンサルティング面談に直結する理論ですので、実践を踏まえてしっかりと理解しておきましょう。






