試験勉強をしていると、混乱してしまう理論のひとつが「発達段階」です。多くの理論家が提唱しており、その段階も様々に定義されています。それをすべて覚えられれば素晴らしいですが、少なくとも数字を紐づけておければ設問が正しいか間違っているかの判断がつきます。
そこで、この記事では数字で覚える発達段階と理論家をまとめます。
《3》Ginsburg/ギンズバーグ
ギンズバーグは発達を10年以上にわたる長いプロセスと提唱したのちに、生涯に渡るプロセスで可逆的(後戻りすることもある)と修正をしました。ギンズバーグの発達理論を覚える数字は《3》です。
発達理論前期
①10年以上にわたる
②プロセスは非可逆的
③現実との妥協
発達理論後期(3つの命題)
①生涯通して
②後戻りも可能
③個人的要因の最適化の過程
発達段階
①空想期(生後~11歳)
②試行期(11~17歳)
③現実期(17歳~20歳台初期)
《4》Levinson/レヴィンソン
「人生は約25年つづく発達期が繰り返され、各発達期は互いに重なる約5年の過渡期でつながっている」としました。発達期は、「児童期と青年期」「成人前期」「中年期」「老年期」の4段階を定義しています。
レヴィンソンは発達段階を「人生の四季」と表現しました。
レヴィンソン=四季=4で覚えましょう。
レヴィンソンの頻出問題で、「人生の正午」が出題されることがあります。これは、ユングが人生の前半と後半の境となる時期のことを指した言葉です。レヴィンソンが示したのは「中年の危機」で、人生半ばの過渡期に訪れる心理的課題を指しています。
レヴィンソン=四季で覚えておけば、「正午」は×だとわかりますね。
《5》Super/スーパー
キャリア研究の第一人者であるスーパーは5つの発達段階の他に、自己概念
14の命題、ライフロール、ライフキャリアレインボーなど多くの理論をのこしました。まさにスーパー理論家と言えるでしょう。
スーパーは人生(ライフステージ)を成長・探索・確立・維持・解放の段階に分けました。
「スーパーは背、高いか?」(せ、た、か、い、か)で覚えましょう。
《6》Havighurst/ハヴィガースト
人間が健全で幸福な発達をとげるために各発達段階で達成しておかなければならない課題があると提唱した人物です。
6つの発達段階(成長段階)が乳幼児期、児童期、青年期、壮年期(成人初期)、中年期(成人中期)、老年期でそれぞれに5~10の課題が定義されています。
ハヴィガーストは後述のエリクソンより先に発達課題を提唱しました。
「私がファースト、ハヴィガースト」(エリクソンよりも前)で覚えておきましょう。
《8》Erikson/エリクソン
頻出の理論家ですので、詳細までしっかりインプットしておきましょう。
特に近年は、成人期以降の心理的課題と危機の組み合わせが出題される傾向にあります。

時期もハヴィガーストの発達課題と非常に類似性の高い表現ですので、混乱しやすい理論です。
エリクソン=《8》で覚えてしまい、課題と危機の2つのキーワードを組み合わせて記憶していくと安心です。
《9》Shine/シャイン
最後は【9】シャインです。シャインの場合、ライフステージの中でもキャリア発達に焦点を当てた発達段階を提唱したことが特徴です。
①成長・探索・探求
②仕事の世界へのエントリー
③基本訓練
④キャリア初期
⑤キャリア中期
⑥キャリア中期の危機
⑦キャリア後期(指導者役or非指導者
⑧衰え及び離脱
⑨引退
それぞれの発達段階に対応する概要についてもよく出題されますので、9つの発達段階とその時期の概要を大枠で捉えておくと良いでしょう。






