問題把握が伸び悩む原因は?

問題把握が伸び悩む原因は?

実技試験で問題把握スキルが伸び悩む原因はいくつかありますが、代表的な原因は、「キーワードの取りこぼし」「クライエント/キャリアコンサルタント目線の混同」です。

まず初めに、「キーワードの取りこぼし」から解説します。これについてはロープレ面接でも同じように意識してほしい重要なポイントです。

キーワードの取りこぼし

①感情語

最も基本なものが、感情語にアンテナを立てることです。面談の場面では、「イライラする」「落ち着かない」「自信が持てない」など日常的に使うごく自然な表現を用いて話し言葉として使われます。しっかりアンテナを張って取りこぼさないようにしないと右から左に流れていってしまいますので、注意深く耳を傾けましょう。

②繰り返されている言葉

面接試験では比較的わかりやすく同じような表現が繰り返される場合があります。論述試験ではわかりやすく同じ言葉が繰り返されるということはありませんが、問題の中に同じ意味を持つ表現が繰り返されていることはあります。これはクライエントが最も訴えたい主訴にあたる可能性があり、同時に問題を把握するためのキーワードと言えます。

③気持ちと相反する言葉

キーワードを探す3つ目のヒントは気持ちと相反する言葉です。例えば次のような言葉です。

「仕方がない」

「無理だと思う」

「あきらめたほうがいい」

このように、本音とは裏腹に語られている思いに気づくことができると、問題を理解する大きな手掛かりになります。

例えば、「いっそのこと・・・」という表現です。この表現も本来の気持ちとは相反する気持ちを表現したものと捉えることができます。

「本当はこうあってほしい、だけどもうどうにもならない、だからいっそのこと・・・」とこう考えているわけです。

CL/CC目線の混同

もうひとつのポイントがクライエント/キャリコンサルタントの目線を混同しないということです。問題には「クライエント目線での問題(主訴)」「キャリアコンサルタントから見た問題(見立て)」があります。これが混同してしまうと、問題が上手に把握できません。

クライエント目線の問題は主に氷山の上の部分、相談の概要主訴を指し、キャリアコンサルタント目線の問題は氷山の下に見立てたものです。

整理すると、次のように定義ができます。

「相談の概要」=クライエントが語る悩みの全体像

「主訴」=クライエント目線で最も訴えたいえこと

「問題」キャリアコンサルタントから見た問題(見立て)

キャリアコンサルタントは常にクライエント側の目線とキャリアコンサルタントとしての目線の間を往復しながら、相談の概要、最も訴えたいこと、そして水面下に問題を見立てながら面談を進行しています。

 高度な技術的かかわりをする中でも、クライエントの気持ちに対する寄り添い、共感と受容を示す姿勢を忘れずかかわっていくことでクライエントは主体性を取り戻していきます。

このことに注目しながら、面談を進めていきましょう。

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