★回答例付き『口頭試問』には減点がない?

★回答例付き『口頭試問』には減点がない?

 今回は口頭試問対策についてまとめます。口頭試問に関しては加点項目の位置づけになりますので、減点はないとされています。ただし、口頭試問の回答が15分のロープレ評価に影響を与える可能性はあります。面接がうまくいったとしても、口頭試問で倫理観を疑われるような発言があれば当然ながら面接試験の評価は見直されます。

逆に、面接がうまくいかなくても、口頭試問で客観的に理解ができていることが伝えられれば挽回ができます。気持ちを整えて、口頭試問に臨みましょう。

口頭試問の内容

CC協議会(キャリアコンサルティング協議会)とJCDA(日本キャリア開発協会)の主な口頭試問内容です。口頭試問の時間は5分間ですので、1つの質問に対して1分以内を目安に回答しましょう。

CC協議会

(1)今の面談で「できたこと」は何ですか。

(2)今の面談で「できなかったこと」は何ですか。

(3)このあと時間が続くとしたら、どのように面談を進めますか。

JCDA

(1)できたところ、できなかったことは何ですか?

(2)クライエントの来談目的と主訴は何ですか?

(3)この先カウンセリングを続けるとしたら、どのように展開しますか?

(4)この資格を取得できたら、どのように活かしますか?

他に、「今CLはどんな気持(感情)だと思いますか?」と質問される場合や、「今後、CLをどうサポートしていきたいか?」という質問パターンもあるようです。表現こそ異なりますが、前者は主訴に含まれる内容になりますし、後者は今後の方針にあたる質問です。

 当日どんな質問がされるかはわかりませんが、上記の質問に対する回答はいかにキャリアコンサルティングのプロセスを客観的に把握し、正しく評価ができているかというキャリアコンサルタントに求められるベーススキルです。

キャリアコンサルタントとしての基礎力をしっかり身に着けるには、15分のロープレ終了後に分析・評価をすることです。

共通する評価ポイント

口頭試問の(1~3)は共通する内容ですが、それぞれの評価項目に違いあるということを抑えておきましょう。

CC協議会の場合、態度・展開・自己評価を評価項目としているのに対して、JCDAでは主訴と問題の把握・具体的展開・傾聴です。

2つの機関で評価基準はやや異なりますが、共通するポイントについて解説します。

根拠と共に回答する

回答するときに意識したいのは根拠です。

「〇〇ができました。」

とだけ回答しても悪くはありませんが、主観的な感想に留まってしまい、キャリアコンサルタントに求められる客観的理解に足りない印象を与えます。

必ず根拠とセットで回答するようにしましょう。

理想的な回答の流れは根拠(なぜそう言えるのか)→だから〇〇ができた、です。

例えば、傾聴ができたと回答するのであれば、なぜ傾聴ができたと言えるかその根拠を示すことが重要です。代表的な傾聴の効果はラポール形成カタルシスです。それが得られたと言えるクライエントの反応が根拠になります。

(回答例①)

「面談開始後7分頃にクライエントから上司に対する本当の気持ちが語られる場面がありました。このことから、基本的な傾聴やかかわり姿勢によってラポールの形成ができたと考えています。」

(回答例②)

「関係構築をすることができました。後半、クライエントから、悔しい思いを感じていることをお話いただいたのは、信頼関係が深まったためであると思います。」

(回答例③)

「クライエントから、職場への不満があること、一方で仕事を辞めることには不安が大きいため我慢するしかないというモヤモヤする気持ちをお話いただき、葛藤する気持ちに寄り添って面談を進めることができました。」

口頭試問で加点を得るためには必ず『根拠』とセットで回答することを心がけましょう。

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