解答と解説
★解答【設問1】キャリアコンサルティングにおける多重関係に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.キャリアコンサルタントとクライエントの関係が、「上司と部下」や「職場の同僚」など、専門家とそれ以外の関係性と重なっていることを、多重関係と呼ぶ。
適切です。
2.多重関係はキャリアコンサルティングへのリスクがある一方で、近しい関係性によってクライエントが自己開示をしやすいメリットもある。
不適切です。
キャリア・コンサルティングは中立的な立場や客観性が重要視されるため、多重関係は利害の対立や個人的な意見が絡む恐れがあります。
3.自らが所属する組織内でキャリアコンサルティングを行う場合においては、相談者と組織に対し、自身の立場を明確にし、相談者の利益を守るために最大限の努力をしなければならない。
適切です。
4.キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、相談者との多重関係を避けるよう努めなければならない。
適切です。
★解答【設問2】「キャリアコンサルタントの倫理綱領(2024(令和6)年1月1日改正)」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.組織より依頼を受けてキャリアコンサルティングを行う場合は、実施内容について組織側と合意を得ることが強調された。
適切です。
2.組織内の多重関係に関する記載が追加され、相談者と組織に対し、自身の立場を明確にすることとが記載された。
適切です。
3.自己研磨において、「スーパーバイザー」という言葉が明確に記載された。
適切です。
4.キャリア・コンサルティング基本理念から「多様性への配慮」が削除された。
不適切です。
多様性への配慮が強調される記載になりました。
★【設問3】キャリアコンサルタント倫理に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせはどれか。
解答:C(3と4)
1.キャリアコンサルタントは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じることを主な職務とするため、助言や指導は行わないように留意する。
不適切です。
キャリアコンサルタントは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じることを主な職務とし、助言や指導を行います。
2.キャリアコンサルタントは、どんな場合であっても、職務上知り得た事実、資料、情報について守秘義務を負う。
不適切です。
守秘義務が規定されていますが、身体・生命の危険が察知される場合や、法律に定めのある場合等はこの限りではないと定められています。
3.キャリアコンサルタントは、必要に応じて他の分野の専門家の協力を求めるなど、相談者の利益のために、最大の努力をしなければならない。
適切です。
4.キャリアコンサルティングの事例や研究の公表は、プライバシー保護に最大限留意し、相談者や関係者が特定されるなどの不利益が生じることがないように適切な措置をとる。
適切です。
事例や研究の公表に際して、プライバシー保護に最大限留意し、相談者や関係者が特定されるなどの不利益が生じることがないように適切な措置をとらねばならないとされています。






