【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】フロイト

【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】フロイト

フロイトのポイント

✔『無意識』の発見
✔ エディプス・コンプレックス
✔ 幼児性欲理論(リビドー論)
✔ 構造論/局所論
✔ 心理的発達理論

フロイトの理論

オーストリアの心理学者、精神科医であるフロイトは、自由連想法、無意識研究など行い、精神分析学を創始した人物です。心理性的発達理論、リビドー論、幼児性欲などの多くの理論を提唱しています。フロイトは、PTSD(心的外傷)や神経症の研究などを行なう中で、「人間の全ての行動には必ず心理学的な裏付けがあり、そのほとんどが『無意識』の領域に該当する」ということを唱えました。

自由連想法

自由連想法とは、ある言葉(刺激語)を与えられた時に、心に浮かぶままの自由な考えを連想していく発想法です。フロイトは刺激語と連想語の関連を分析することで、潜在意識を顕在化し、心理的抑圧を解明することができると考えました。

構造論

フロイトは心の構造を「自我」「イド(エス)」「超自我」の3層からなる心的装置(構造論)として捉えました。

・自我は、主に意識的な心の働きです。外界からの要請を受けて、イドや超自我の間で、調整機能を果たしています。
・イドは、無意識的な本能欲求です。自我に対して願望の充足を求めますが、超自我の指令が優先と判断された場合には願望を抑圧します。
・超自我は、自我に対する裁判官(検閲機関)または理想像の役割をもちます。本能欲求に禁止を行って自我に罪悪感を生じさせたり、自我にあこがれの感情をもたらし理想に近づこうとさせる道徳的な役割です。

局所論

フロイトは心の構造を「意識」「前意識」「無意識」の3層による構造論で説明ができると考えました。これを局所論と呼びます。構造論と合わせて覚えておきたい理論ですが、構造論と混ざってしまわないように気を付けましょう。

心理的発達理論

フロイトは子供の発達や人格形成において、すべて広義の性欲(リビドー)が重要な役割を果たしていると考え、幼児期から青年期にかけての性的欲求を中心とする精神エネルギーの発達を明らかにしました。心理的発達理論では次の成長段階が想定されています。

①口唇期(0歳~1歳頃まで):口や唇の周辺の刺激から快感を得る時期
②肛門期(1歳~3歳頃まで):肛門に快感を得る時期
③男根期(5歳~6歳頃まで):リビドーの中心は性器で、男らしさ・女らしさを意識する時期
④潜伏期(6歳頃~思春期頃):リビドーが弱まり、特に関心を持たない時期
⑤性器期(思春期以降):リビドーが性器、性欲に向けられ、性的衝動が強くなり、成熟する時期

また、フロイトの娘にあたるアンナ・フロイトも精神分析の世界では著名な研究者であり、児童精神分析を行った人物です。キャリアコンサルタント試験では、アンナ・フロイトによる防衛機制の理論が出題されることがよくあります。

→アンナ・フロイトによる『防衛機制』

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