スキナーのポイント
✔ オペラント条件付け実験
✔ 行動分析学の創始者
✔ スキナーボックス
スキナーの理論
パブロフと並んで有名なオペラント条件付け実験を行ったスキナーは、パブロフや行動主義心理学のワトソンなどに影響を受け、オペラント条件付けと呼ばれる条件反射の実験を行った人物です。古典的(レスポンデント)条件付けでは犬を使ったことに対して、スキナーはネズミを使い実験を行いました。
オペラント条件付け
オペラント条件付けとは、報酬や罰に適応して自発的に目的の行動を増やしたり減らしたりする学習のことを指します。オペラントは『自発的』という意味で、オペラント条件づけは行動主義心理学の基本的な理論のひとつでもあります。
報酬(エサ)や罰(電流など)に適応して自発的に特定の行動をするように学習することを指します。この原理を応用した実験で、現代のマネジメントに学びを与えてくれる面白い実験がありますのでご紹介させていただきます。
ねずみの実験
この実験ではねずみを迷路に入れて、食べ物(報酬)と電気ショック(罰)によってゴールに誘導します。ゴールに達するまでの条件付けに対して報酬か罰のどちらが強化因子となるかを検証します。このとき、報酬は好子と呼び、罰を嫌子と呼びます。
さて、次の①~③のうち最も強く条件付けがされ、ゴールまで素早くたどり着けるように行動強化されたネズミはどれだと思いますでしょうか。
①食べ物(報酬)
②食べ物(報酬)+電気ショック(罰)
③電気ショック(罰)
結果は①が最も強く条件付けられました。さらに重要なことですが、電気ショックを与えたねずみは動かなくなり、中には胃潰瘍になってしまった個体も確認されました。
仕事において人が感じる嫌子に置き換えてみましょう。例えば、「嫌だな」「めんどくさいな」「こわいな」といった後ろ向きな気持ちは嫌子にあたります。キャリア相談にくる方は、もしかするとこれらの嫌子によって、身動きがとれずに困っているのかもしれません。
嫌子を取り除くことに加えて、私たちは好子となりうるものによって仕事の充実感を感じることができます。それは成長への契機になる因子です。「成長できる」「褒めてもらえる」「やりがいを感じる」このような好子によって、人は活力を持ってキャリアのゴールと呼べる場所に向かうことができるのではないでしょうか。






